コロナ禍だからこそ必要な”芸術文化活動”
佐野市文化協会
会長 廣瀬 裕
日本も含め世界中に影響を与えている新型コロナウィルス感染がなかなか収束しません。佐野市文化協会としても特に令和2年度から各団体の活動や部門ごとの文化祭などの中止または延期を余儀なくされ、市民の皆様に活動の成果を発表する機会が大変少なくなってしまい残念でした。そのような中で、いくつかの部門で佐野ケーブルテレビ株式会社のご協力をいただき映像を市民の皆様に見ていただくことができたことは活動に大きな希望が持てました。
令和3年度は佐野市からの新型コロナウィルス感染予防対策の補助金が活用でき、徐々に活動再開も広がりつつあります。ありがたいことです。今後他の部門、特に合唱や吹奏楽などの復活も期待したいと思います。芸術文化は人の心を励まし喜びや勇気を与えてくれるものです。このような時こそ必要なものではないでしょうか。
前年度からの持ち越しになっていた佐野市文化振興大会はやむを得ず参加者の規模を縮小しましたが2月2日に開催できました。各種表彰、感謝状贈呈、元文化協会長田沼 清氏の講演など身のある大会になりました。今後も協会で実績を積み上げてきた事業、行事など時機を見て行なっていきたいと思います。
当文化協会では会員以外の方からも常任理事としてご意見をいただき会の運営に反映させるよう努めています。また、状況を考慮して令和2年度は自粛しましたが、令和3年度は賛助会員の募集を再開させていただきました。皆様にはこのような中にも関わらずご理解いただきこれまで同様にご協力くださいまして厚く御礼申し上げます。今後とも当協会は広報誌「さの文化」やホームページ等も活用しながら会員はもとより広く市民の皆様に協会から情報発信を行い、地域の皆様と共に芸術文化の発展に努めて参りたいと思います。
令和4年4月1日